家庭菜園を始めるにも広い土地がなかったり、あるいは土耕栽培は汚れるので避けられていたりしますが、その点、手軽に始められる水耕栽培は今ブ-ムとなっています。
水耕栽培は手軽に始められるイメ-ジが強いのですが具体的には何が土耕栽培とは異なり、どのような利点があるのかはあまりピンときません。
そこでここでは水耕栽培の利点を土耕栽培と比較してご紹介していきたいと思います。
土耕栽培と水耕栽培の大きな違いとは?
土耕栽培と水耕栽培の大きな違いをあげていきますと、まず培地が異なります。
土を培地として栽培する土耕栽培は土に含まれる栄養素と水分が成育の主体となります。
それに対して水耕栽培での培地は水を浸したスポンジ等となります。
通常、水自体に栄養素を含まない為、そのままでは野菜の成長に偏りができるので多くの場合、液肥と呼ばれる肥料を使用して栽培致します。
土耕栽培は栽培を行うのに比較的大きな面積を有し耕すという手段を用いますが、水耕栽培は屋内の小スペ-ス、隙間のスペ-ス等でも野菜によっては栽培が可能です。
土耕栽培と比べた際の水耕栽培の利点とは?
土耕栽培と比較した際の水耕栽培の利点はいくつか挙げてみたいと思います。
まず土を使わない水耕栽培は手や衣服を汚すことはほとんどありませんので煩わしさが土耕栽培と比べると少ないです。
虫が付きにくいことで土耕栽培では注意していても土の中に害虫の卵や幼虫が混ざっていることもあり完全に取り除くことは不可能に近いですが水耕栽培では害虫が発生する要素が少ない為、ほとんど付かないというのが実情です。
また極端な小スペ-スであっても水耕栽培は野菜の育成が可能です。
これらの観点から水耕栽培は手軽で始め易いと言われています。
屋内での水耕栽培が全ての条件を満たし力を発揮しやすいです
水耕栽培は大規模で栽培を行うことは費用も時間もかかってしまう為、屋外での大規模栽培には向いていません。
しかし屋内で自然環境に左右されにくい場所であれば一定環境維持により野菜の栽培に適していると言えます。
屋外ですと雨や風、雪などの天候に収穫量が左右されてしまいますが、屋内の水耕栽培であれば雨、風、雪等の被害は事前に防ぐことが可能です。
このような安定した環境下では野菜の収穫も抜群に良く栽培にも手間がかからないということもあり水耕栽培の利点であると感じます。
利点を最大限に活かして水耕栽培を是非とも楽しんで頂きたいと思います。