水耕栽培での最適な肥料やりの頻度とは

土耕栽培では植物の成長に合わせて肥料を与えていくことで効率よくその植物にあった成長を促す事が出来ます。

水耕栽培でも同じように肥料の与え方、与える頻度によって植物の成長に大きな影響を与えます。

植物の状態を見ながら肥料を与えることでより良い成長、収穫を見込めますので上手に肥料を使っていきましょう。

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水耕栽培での追肥は正しいか?

土耕栽培では植物の成長に伴って土がなくなるわけではなく土の中の水分、栄養分を吸収して植物は成長していきます。

ですが水耕栽培では肥料を含んだ液肥を吸収しながら植物は成長していくので当然液肥は減っていきます。

そこで液肥が減ってきた分水を足せば良いのかというとそうではありません。

水を足せば液肥の濃度が薄くなり植物が成長に必要な栄養分が不足してしまい十分な成長をさせる事が出来ません。

では液肥を追加すれば良いのではと考えますがこれも望ましくはありません。

液肥の濃度が濃くなりすぎてしまう恐れもあり肥料過多型の状態となり人でいえば食べ過ぎの状態となってしまうので成長の妨げになる場合もあります。

水耕栽培では追肥より交換が望ましい

それでは液肥はどのように管理すれば良い状態を保つことができるかどうかなのですが、液肥が少なくなってきた場合は液肥自体を交換する事で液肥本来の濃度、成分量をリセットできます。

液肥の交換は液肥が減ってきた時だけでなく液肥が痛んできた時にも効果的です。

特に夏の暑い時期は栽培している環境によっては液肥の温度が上昇し液肥が痛んでしまう事もあるので植物の成長が思ったほどよくないと感じたときは液肥の交換を検討するとよいです。

では液肥の交換の頻度ですが液肥の状態を観察することが重要です。

少ない液肥で栽培している時は液肥の減り痛みも早いのでよく液肥の状態を見て交換をして下さい。

また植物によっても液肥の減り方が違い特にトマトは液肥の減りも早いので交換頻度は多くなってくることになります。

液肥のこまめな交換は煩わしいのか?

液肥の交換は手間がかかります。

特に大きい容器で栽培している場合はなかなか交換するには踏ん切りをつけないと取り掛かりにくいものです。

市販の水耕栽培のキットの中には液肥の循環装置を使って液肥の交換が必要ないといったものもあります。

それでも半永久的に交換が必要無いわけではなく野菜の発芽から収穫まで交換が不要と言う事です。

その理由は野菜の栽培であれば約三か月~半年くらいのサイクルで収穫までできるものが多いためこの期間であれば交換は不要と言う事です。

しかし観葉植物で長く栽培するものなどは栽培サイクルも長くなるので交換は必要になると考えた方が良いです。

栽培する植物、栽培方法、液肥の状態を観察して適度な頻度で液肥の交換をすることが栽培に大きな効果をもたらします。

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