水耕栽培で使用する液肥にはどのような種類があるのか?

水耕栽培で使用する肥料は土耕栽培で使用する固形の肥料とは異なり、液体の肥料である液肥を使用します。

土耕栽培で使用する固形肥料と水耕栽培で使用する液肥は栄養素が異なるのでしょうか?土耕栽培の培地である土には多量要素と呼ばれる栄養素が含まれていますが水耕栽培の水にはそのような栄養素は含まれていません。

各々で使用されている肥料に違いはほとんどありません。

しかし、液肥は大きく分けて2つの種類に分かれます。

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化成肥料と呼ばれる液肥は初心者向き

液肥には主に2種類のものがあり、その1つは化成肥料と呼ばれている人工・化学的に作られた肥料です。

この肥料は多量要素と呼ばれる植物に不可欠な栄養素である「窒素・リン・カリウム」を全体総量の1/3で構成させた化学肥料です。

この肥料の良いところは手間がかからずに必要な栄養素を効果的に植物や野菜に与えることができるところです。

初心者にも簡単に扱うことが可能で栽培対象の植物や野菜により規定量が決まっていてその通りに与えれば良いだけなのです。

ホ-ムセンタ-やお花屋さん、インタ-ネットでも販売されており、ごく普通に購入することが可能です。

こちらの化成肥料は水耕栽培だけで無く、土耕栽培も含めてごくごく一般的な肥料です。

有機肥料と呼ばれる液肥は玄人向き

人工的・化学的な化成肥料と異なり有機肥料とは、動物の糞や魚の骨、油粕や枯葉等を発酵させてつくる人工的ものや化学的なものが加わっていない肥料です。

有機肥料は動物性由来のものや植物性由来のものから発酵過程を得て作られるものですので人間の体に害の少ない、悪い影響をもたらす可能性が少ないです。

但し、こちらの肥料は肥料として完成品が販売されているケ-スは少なく、有機肥料はほぼ手作りのものが多い為、初心者には向いてない肥料です。

「窒素・リン・カリウム」の多量要素がどの位配合されているか等は発酵させて出来上がった有機肥料の成分を図ってみないとわからないのです。

ですので水耕栽培での経験がある程度熟練してきてから将来的に肥料も有機肥料を使用するというステップを踏んだ方が良いと思います。

液肥を使い分けて水耕栽培を楽しみましょう

初心者は化成肥料の液肥でまずはお手軽に水耕栽培での収穫を楽しむことをおすすめします。

経験を積んでいくうちに様々な課題を乗り越えて自分が目指す目標が見えてきます。

有機肥料は人間の体に害が少ない為、この肥料を利用して野菜が作れるのが理想だと思います。

それを今後の水耕栽培ライフの1つの目標として楽しく取り組んで頂きたいと思います。

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