植物を大きくしっかりと育てるには多くの栄養素が必要になります。
土耕栽培では土に含まれる「窒素・リン・カリウム」(多量要素)だけでは不足する中量要素やその他栄養素を肥料で賄います。
水耕栽培に至っては水に多量要素が含まれていないこともあり、土耕栽培以上に肥料は重要となります。
そこで水耕栽培で使用する肥料はどのようなものなのか?肥料を投入するにあたり妥当な時期はいつのなのか等を案内したいと思います。
水耕栽培で使用する肥料とはそのようなものか?
肥料というと思い浮かぶのは土の上に蒔かれている固形状のものが多いですが、固形のものの多くは土耕栽培が中心です。
では、水耕栽培での肥料とはどのようなものかと言うと、液肥と呼ばれる液体型の肥料が中心となります。
水には含まれていない「窒素・リン・カリウム」(多量要素)は勿論、その他必要とされている「カルシウム・マグネシウム・硫黄」(中量要素)や「鉄・マンガン・ホウ素・亜鉛他」(微量要素)もしっかりと含まれるものもあります。
使い方は栄養素を含んだ原液を水で薄めて混ぜる方法が一般的とされ、植物や野菜の種類によって縮尺倍数を変えて使用致します。
液肥は水分として植物に吸収されるので肥料効果も優れています。
液肥を使用するベスト時期やタイミングとは?
水耕栽培で使用する液肥ですが、効果を一番発揮しやすい時期は植物により異なります。
共通して言えることは発芽から茎の成長過程において植物により異なりますがが「グゥ-」と伸びる時期があります。
そのタイミングをしっかり押さえて事前に投入しておくことが投入時期としてはベスト時期と言えます。
投入するタイミングとしては常に水分の状況を確認しつつ分量が減って来た場合は継ぎ足しを行う必要があります。
植物の種類や季節により異なりますが栄養素が取りにくい冬場等も少し注意をしてこまめに液肥を注入した方が良いでしょう。
液肥にも様々な種類があり用途により使分けが必要
水耕栽培で使用する液肥にもたくさんの種類があります。
栽培する植物や野菜により必要な栄養素も異なる為、その品種ごとに専用の液肥が用意されていることもあります。
また、栄養素ごとに原液を分け、2つを合わせて使うものや1つの原液に全ての栄養素を満遍なく盛り込んだもの等、ケ-スバイケ-スで使用の仕方を変えていきます。
水耕栽培で大きくしっかりとした植物を栽培する為に肥料となる液肥を上手く活用していきましょう。