水耕栽培で最もパフォ-マンスの高い肥料とは固形肥料では無く液肥と呼ばれる液体肥料です。
これは水耕栽培で最大の特徴である水に溶けている肥料であり根からの吸収が早く最も効果的に野菜の成長を促進します。
水耕栽培初心者にとって液肥は大変素晴らしいアイテムとなっているのは間違いありません。
では、初心者が液肥を使ってどのような野菜を栽培するのが良いのか案内いたします。
水耕栽培初心者が育て易い野菜とは?
水耕栽培で育て易い野菜の定番と言えば、代表的なものに葉物野菜があげられます。
具体的にはレタス、水菜、春菊、ほうれん草等が栽培しやすい野菜となっております。
その他、ハ-ブ類、具体的に言うとスイ-トバジル、イタリアンパセリ、クレソン等も栽培しやすく初心者向きと言えます。
何故栽培し易いと言われているかですが、比較的栽培期間が短くおおむね1ヶ月程度の期間で種蒔きから収穫まで完了してしまう為、手がかからないことから初心者向きと言われています。
液肥を活用したレタス水耕栽培
水耕栽培で育て易い野菜の代表の中から、液肥を使用したレタス栽培は簡単に収穫が可能な方法です。
レタスは培地に種を等間隔で蒔き、培地(スポンジ等)に液肥を浸みさせた水をタップ吸収させて発芽を待ちます。
日の当たる日陰で培地が乾かない程度に溶液補充をしていくと2~3日で発芽が始まり、あっという間にたくさんのレタスが成長し出します。
発芽後は日のあたる場所で葉を光合成させることで更に大きく育っていきます。
種蒔きから概ね2週間程度でリ-フレタスの類は収穫が出来るようになっています。
液肥は野菜の根から吸収されやすく即効性の高い効果が期待できる肥料です。
液肥は水に含まれていない栄養の宝庫です。
水耕栽培で使用する液肥には水に含まれていない多量要素と呼ばれる「窒素・リン・カリウム」が含まれていることが多いです。
通常の栽培である土耕栽培では土にこの「窒素・リン・カリウム」が含まれていますが、水には含まれていない為、液肥から補う形で補給致します。
その他、中量要素と呼ばれている「カルシウム・マグネシウム・硫黄」は人間でいうとビタミンやミネラルにあたります。
最後に微量要素と呼ばれている「鉄・マンガン・亜鉛・銅・ホウ素」等が含まれており、野菜の品種や成長過程において適宜必要な栄養を補給し栽培します。
液肥で取得する栄養は常に偏らないように種類や量をしっかり管理する必要があります。