水耕栽培に活用できる培地にはたくさんの候補がありますが、代表的なものがスポンジです
スポンジは水分の吸収性に優れ、中身は無数の穴が空いており通気性が抜群に良いことから水耕栽培には最適な培地と言えます。
価格も安いので手に入れやすいことも要因です。
その他はたくさんの候補の中から敢えて上げるとするとロックウ－ルと呼ばれる培地です。
ロックウ－ルは名前からも想像出来るように鉄分を取り除いた鉄鉱石に石灰石等を混ぜて高温で溶かし束にして繊維として圧縮したものです。
そのロックウ－ルについてもう少し詳しく見てみましょう。
ロックウ－ルの培地としての特徴は?
水耕栽培で培地として使用するロックウ－ル特徴ですが、繊維化されていることにより通気性が高い構造となっています。
ロックウ－ル自体は大まかに言うと真ん中から上段が密度の高い繊維で構成され、下段は密度が低い構造です。
それとともに水分を中に貯めこむことが可能な保水性と保肥性に非常に優れており、土耕栽培よりも育生も早く収穫量のが特徴です。
また、素材の性質上、無機質、無菌である為、害虫の発生を防ぐことも他の培地と比較すると優れた点と言えます。
ロックウ－ルで育てる最適な野菜とは?
水耕栽培でロックウ－ルを培地として使用して栽培するのに最適な野菜には次のようなものがあげられます。
通気性に優れ、保水性、保肥性に優れている為、発芽率が非常に高く、根をしっかり張らせることが出来る為、トマトやいちごの水耕栽培に最適です。
小さな敷地でのトマトやいちごの収穫量がロックウ－ルは他の培地と比較しても圧倒的に多くすることが可能なのです。
ロックウ－ルを使用する際の注意点とは?
ロックウ－ルは保水性、保肥性に非常に優れている反面、水分を吸い過ぎてしまうと排水がしにくくなってしまいます。
そうなると、発芽した野菜の根に水分が貯まりすぎてしまい根自体を枯らせてしまう可能性や吸収した水分が季節によっては腐ってしまう可能性があります。
ですので水分や溶液は常に適切な容量、ロックウ－ル培地に適度に浸る程度にしておく必要があります。
また素材が繊維である為、非常に柔らかいので根が張りやすいのですが、発芽した方向が下向きになってしまうとそのまま下に伸びてしまう可能性もあります。
必ず種蒔きの際は上に発芽させるように注意が必要です。
これらの注意点を守れば他の培地よりも優れたロックウ－ルでの水耕栽培は高い収穫量が期待できるので是非チャレンジして見てはいかがでしょうか。