土耕栽培では種や苗を育てる培地になるのは「土」ですが、水耕栽培では何が培地となるでしょうか?
土耕栽培の「土」には様々な役割があります。
例えば種蒔きから栽培した場合は発芽までの期間吸収した水と元来「土」が持ち得ている栄養素の補給と種や苗を外部環境から守る家の役割です。
水耕栽培でもそれは同じで「土」と同様に植物や野菜の成長をサポ-トする役割を担っています。
そこで水耕栽培の培地として最適なものは何かここでは案内致します。
水耕栽培の培地として最適なスポンジ
土耕栽培の「土」と同様に水耕栽培の培地として最適なものはスポンジです。
スポンジは水耕栽培の培地として大変機能で優れています。
まず、スポンジの構造ですが全体的に小さな穴の開いているようなスカスカしたものになっていますがこれが水や肥料を維持する保水性や保肥性に優れている所以です。
勿論、通気性にも優れ酸素の供給もしっかりと行える構造となっております。
「土」と同様に種からも栽培が可能であり発芽から成長期にかけてスカスカの構造を利してしっかりと根を張らすことが可能で更に絡みつけるので茎がまっすぐ上に伸びていきます。
また、水耕栽培の培地として初心者にも最適な最大の理由は100円ショップなど安価で手軽に手に入れやすいことです。
培地としてスポンジを使用する際の注意点は?
水耕栽培の培地として非常に優れているスポンジですが、栽培にあたり注意点もあります。
まず、台所用のものなどはスポンジの上に研磨剤が付いているスポンジもありますが、研磨剤の部分は全く役に立ちませんので研磨剤の無いものを購入してください。
間違って研磨剤付きのものを購入してしまった場合は、研磨剤の部分をハサミやカッターで切り取り柔らかいところだけを使用するようにしてください。
栽培がスタ-トしてからもチェックして頂きたいところは水耕栽培は水に付けるので日の当たり方や温度によってカビが発生する可能性もあります。
放置していると稀に根を腐らせてしまう可能性もあるので著しくカビの発生が確認できた場合はスポンジを新しいものに植え替えたりすることで処置をしてください。
スポンジをフル活用してたくさんの野菜を収穫しよう
水耕栽培の培地としてはメリットが多いスポンジは安価で手に入りやすいのでより多くの野菜を栽培可能にします。
スポンジは「土」と同様に種から栽培が可能であり、土が手につくように汚れたりはせず、害虫もつきにくい、病気にもなりにくい特性のある水耕栽培で栽培と収穫を楽しみましょう。